第10回 ユーロ青少年国際交流キャンプ
今年で参加10回目となるユーロ青少年国際交流キャンプ。今年度は7名が参加し、ドイツ・フランス・ルクセンブルグ・イタリア・イスラエル・クロアチア・中国からの参加生と合流し、合計100名以上の参加者とスポーツ交流をしました。
日程
7/20(金) | ・長岡駅集合・出発 ・成田空港近くのホテル宿泊 |
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7/21(土) | ・成田空港発 ・フランクフルト空港着 ・宿泊場所到着 ・自由時間 |
7/22(日) | ・トリアー市内散策 ・各国到着 ・アイスブレーキング |
7/23(月) | ・ハイキング ・「Nordbad」室外プールでスーポツ活動 ・”ユーロ劇場”(文化紹介)のための準備 |
7/24(火) | ・トリアーの市内観光・トリアー市役所表敬訪問 ・ビーチバレー大会 ・”ユーロ劇場”(文化紹介)の発表 |
7/25(水) | ・ルクセンブルク訪問 ・青少年スポーツグループのリーダーと一緒にスポーツ ・市役所表敬訪問後、ルクセンブルグ市内観光 ・トリアーへ戻る ・ダンスナイト |
7/26(木) | ・コンツへ出発 ・オーペンエアーミュージアム見学 ・「Nordbad」室外プールでスーポツ活動 ・自由時間 |
7/27(金) | ・フランス メッツ訪問 ・ビーチバレー、バドミントン等のスポーツ体験 ・トリアーへ戻る |
7/28(土) | ・自由時間、散歩、買い物 ・モーゼル川でスポーツ、カヤック、カヌー ・さよならパーティ(バーベキュー) |
7/29(日) | ・荷造り、キャンプの後片付け ・ホストファミリーピックアップ後 ・ホストファミリーと自由 |
7/30(月) | ・ホストファミリーと自由 ・さよならパーティー |
7/31(火) | ・フランクフルト空港発 |
8/1(水) | ・長岡駅着 |
体験記
Big memories:)
「本っ当に帰りたくない!」と私たちはフランクフルト空港で言いつづけていました。そのくらい、ドイツでの13日間は、いままでの私の人生史上、何よりも輝いていて、貴重で、あっという間で…何にも替えることのできない素敵な日々でした。
とにかく海外で外国人と交流したい!その一心でこのプログラムの応募を決意しました。出発前までの私は机に“出発まであと○日!”などと書いたり、絶対達成するぞ!というドイツでの目標を作ったりと、一切不安要素なしで誰よりもドイツでの日々を心待ちにしていた自信はあります!笑
いよいよ出発日、かなり久々の海外だったので空港に着いた時点ですごく興奮していました。そして長いフライトを経て、待ちに待ったドイツへ到着しました。ここからのことは、本当ーっに全てが貴重すぎて書き切れません!何をとっても大切な思い出です。だから、楽しかったことはみんなにお任せして…学んだことをすこしながら語ってみようと思います。
人種、言語、文化、習慣が違う、その大前提の中、世界の中で見ても小さな国の日本出身である自分が世界の人々とどう関わっていくことができるのか。この思いの答えを今回のキャンプで明らかにすることができました。それは、ルクセンブルクのエドゥと中国のホンビーに「いつも笑顔で楽しそうでいいね!」と私に言ってくれたことです。日本にいた頃はそれを意識していることはなかったけれど、改めて大切さに気づかされた気がしました。英語が話せるのは当たり前、という今の世界でどんなに各自のバックグラウンドが違っていても笑顔という手段でグッ!と互いの距離をちぢめることができるということを学びました。どんな環境でも、周りの人に対して、“あの人と話したい!”とか、“仲良くなりたい!”などという風に思わせられるような魅力的な人間になることが、自分の可能性を広げられる手段だということを身をもって体験できました。
ホームステイではホストファミリーに何不自由なくしていただいてどんな時も楽しかったです。私が鼻血を出してしまったり、腹痛になってしまった時も、まるで本当の家族のようにしてくれて本当に温かかったです。私にはドイツにもう1つの家族ができました。
それから、キャンプでできた友達は、これからもずーっと友達です!名前をあげると本当に書ききれなくて残念です…。私のドイツでのキャンプを最高のものにしてくれて、感謝の一言に尽きます。キャンプ参加生みんなにBIG LOVE!!!:)
最後になりましたが、このプログラムに参加させてくれた家族、部活の仲間、そして誰より引率の方々、国際交流協会の方々、本当に感謝してもしきれません。ありがとうございました。もちろん2012ユーロメンバーも!みんなのおかげでこんなに素敵な経験ができました。大好きです
(参加生)
ドイツで得られたこと
この交流では、普段できないような経験をたくさんすることができた。英語に関してはリスニング、自分の知っている英語力でどういう文を作るのかなど日常の生活、日本にいてはできない数多くの経験をして、少しは力がついたと思う。それにも増して貴重な経験となったのは、自分の内面や意識に関してのことであった。そのことについて書きたいと思う。
1つ目は、積極性である。
私は序盤、英語をさほど話すこともできず、外国人に話しかけることを怖がっていた。まだ日にちがあるから次の日にがんばればいいと思っていた。しかし、気付いたら私を除くほとんどの人が外国人と交流を始めていたのだ。私は危機感を感じたが、どのように話しかければいいか分からなく、どうすることもできなかった。そんな時、ある人が「あの人と卓球をしてくれない?」と言ってくれたのだ。私はその人を誘って卓球を楽しんだ。実際に行動に移してみると、すんなりいける事に気づいた。自信がついたのか分からないが、だんだん少しずつ話しかけることができるようになっていた。
2つ目は自立性である。
誰かが、「次は○○をします。」など呼びかけなくても予定表を見てほとんどの人が時間を守っていた。また、だらしない格好をしていたり、身勝手な行動をする人もいなかった。言われてはいないが、当たり前のことを当たり前のようにすることができる。そんな行動を見てとてもうらやましく思った。
一方、日本では手取り足取りいろいろ世話をしてくれる。それが結果的に「自分がやらなくても誰かがやってくれるだろう」という日本でよくありそうな考えを生み出している。それが、日本人に自立性が欠ける要因であると思う。きちんとできない人は日本では許されることであったとしても、外国や国際社会では絶対通用しない。自分は自立していないという事実を知ることができた。ゆえに私は自立への第一歩を踏み出すことができたと思う。
ドイツに行って、異国での自分の積極性のなさに絶望した。だが、自分が今の状態ではダメだと気づいて、少しでも改善しようと努力した。そういった前向きな姿勢や話しかけて交流しようとすることの大切さを知り、日本に戻ってからは今まで中途半端な気持ちでやっていることをもっと積極的にがんばることにした。
最後に、この交流プログラムで悔しい思いもしたし、楽しい思いもした。こうした経験が積み重なることで私たちは勉強ではない面でも成長するのだと思った。私にとって、ドイツに行くことだけでなくこの文章を書くことも大切な一歩であったと思う。
このプログラムに参加した人達と長岡市に感謝したい。ありがとう。
(参加生)