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交流活動一覧

青少年国際スポーツキャンプ

第12回 ユーロ青少年国際交流キャンプ

今年で参加12回目となるユーロ青少年国際交流キャンプ。
今年度は8名が参加し、5カ国(ドイツ、フランス、イスラエル、ルクセンブルク、日本)からの参加生が合流し、合計56名の参加者とスポーツ・異文化交流をしました。

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日程

8/14(木) ・長岡駅集合・出発
羽田空港からミュンヘンで乗り継ぎルクセンブルクへ
・トリアーへ移動
・ホストファミリーと対面 ホームステイ
8/15(金) ・ホストファミリーと自由行動
8/16(土) ・ホストファミリーと自由行動
8/17(日) ・ホストファミリーと自由行動
8/18(月) ・アリーナ・トリアー集合
・トリアー市 ガイドツアー
・トリアー市長表敬
・運動公園でビーチバレー、テニス
8/19(火) ・ルクセンブルク観光
・フリータイム
・トリアーへ戻り、河川公園でビーチバレー、サッカー
8/20(水) ・アイフェル渓谷でハイキング
・アリーナ・トリアーで日本文化紹介(よさこい、書道パフォーマンス)
8/21(木) ・モーゼルスタジアムでサッカー、バスケット
・日本庭園の10周年式典に参加
8/22(金) ・ボウリング、バスケットボール
・さよならパーティ
8/23(土) ・自由時間
・モーターショー
・モーゼル川でカヌー
8/24(日) ・自由時間
・トリアー発
・ルクセンブルク空港発
・ミュンヘン空港経由で羽田空港へ
8/25(月) ・長岡到着

体験記

宝物
長岡高校2年 荒川 夏子

キャンプ最後の日に心から思ったことは「この青少年国際スポーツキャンプに参加して本当によかった」ということだ。出発する前不安もあったが、これからはじまるキャンプに期待でいっぱいだった。最初の5日間はライナー・リーボルドさんの家にホームステイをした。リーボルドさん夫妻は本当に優しくて不安な気持ちも全くなく過ごすことができた。ドイツ三大美城であるエルツ城、ワインで有名なモーゼル川のほとり、地元のスーパー、博物館、個展など多くの所に連れてってもらい、ドイツの観光地や日常を体験することができた。ドイツ語も少し教えてもらい、使うことができて嬉しかった。短い間だったが、リーボルドさん夫妻と過ごした日々は本当に大切な宝物だ。
そして、いよいよはじまったアリーナ・トリアーでのキャンプ生活。到着してすぐにWi-Fiがつながったことをきっかけに他国の人とも喜び合い、緊張する間もなく仲良くなることができた。(笑)
初日にはビーチバレーボール大会やテニスを市内の大学公園で行った。様々な国の人たちが混合になってチーム分けし、言語も出身国も違うメンバーだったが、バレーボールを通して初日からたくさんの子と仲良くなることができた。様々な国の人たちが集まっているだけあって、事前には共通語は英語と聞いていたが、コート内ではフランス語、ドイツ語、イスラエルの子が使っていたヘブライ語など様々な言語が飛び交っていて、最初はとてもとまどった。だが、それもこのキャンプでしか味わえないような体験でとてもいい思い出となった。

また、市内観光、ルクセンブルクの体育館でのズンバやバレーやバドミントン、ボウリング、モーゼルスタジアムでのバスケ、カヌーなど多くのプログラムでたくさんの友達ができ、交流することができた。他国の人とも日本語で「コンニチハ」や「カワイイ」などの挨拶や言葉が交わされて、自分が他国のことを知って、好きになるように、他国の子も同じように日本のことを好きになってくれているように感じて、とても嬉しくなった。文化紹介では、フランス、ルクセンブルクの自国の紹介、イスラエルの披露した軍隊、ドイツのクイズ大会など、たくさんの国のことを知ることができた。最後に発表したのが日本チーム。よさこいと書道パフォーマンスをした。最高に盛り上がり、発表している私たちも本当に楽しかった。その後も、体育館中によさこいのかけ声が飛び交っていて、嬉しかった。

たくさんのプログラムもあっという間に終わり、最終日には別れを惜しみながらハグをして、涙のお別れをした。短い間だったが、キャンプ生活を通してたくさんの大切な仲間ができた。キャンプ事前に「他国の人たちとも積極的に関わる」「異文化に触れ、尊重する」「現地も含め英語以外の言葉も覚えて使う」という三つの目標を立てていたが、すべて達成することができたと思う。

このキャンプに参加して本当に良かった。ここで学んだことは私にとって大きな刺激となったし、一生忘れられない宝物だ。最後に、最初から最後まで支えてくれた家族、引率の先生、一緒に行った7人の仲間、キャンプで出会ったすべての人たちへ、本当にありがとうございました。

すべてが「初めて」
長岡高校2年 清水 絹予

日本では夏真っ盛りの八月中旬、私達は青少年国際スポーツキャンプに参加しました。ホームステイやウェルカムパーティー、多種のスポーツなど、様々なことをこのキャンプ中に行ってきました。 なかでも印象的だった事は、アリーナ・トリアーで宿泊をしている際の各国の過ごし方や習慣についてでした。まず、このキャンプの研修の時点で、私達にはキャンプ中のスケジュールが配られていました。事細かに予定が書かれていた紙を頼りに当初は過ごしていましたが、到着して三日目が過ぎたころから、スケジュールがころころ変わるようになりました。例えば、ウェルカムパーティーが先延ばしになったり、表敬訪問が無くなったり、更には、謎のフリータイムがいくつも生まれたり。
また、時間のルーズさに慣れるのにも時間を要しました。ここまで見ていくと、このキャンプに不満を抱いているように見えるかもしれませんが、決してそういう訳ではありません。不満というよりはむしろ、この経験ができたことに感謝しています。なぜなら、暮らし方や習慣の違いを知ることで、相手との文化の違いを知ることにつながったからです。今思えばこれは、日本にいたままでは味わえなかった感覚でした。

また、このキャンプに参加して感じたものがいくつかあります。一つ目は、意思の疎通の難しさ、そして楽しさです。母国語が英語ではない国から来た人たちと関わる中で、もちろん互いの言語がわかるはずもなく、私達のコミュニケーションツールは英語のみでした。そうなると、やはり通じなかったり、聞き取れなかったりする場面が多々ありました。ですが、聞き取る努力、伝える努力を続けた結果、少しずつ打ち解けて歓談できるようになっていきました。二つ目は、語学の勉強に対する学習意欲についてです。他国の人々と触れ合ったためか何に対しても「知りたい」と思う気持ちが強まりました。他国の人が同じ国の人同士で話している時に、「自分がこの言語を理解できたらなぁ」、「英語を正しくうまく使えたらどんなにいいだろう」と何度思ったことでしょう。数え切れない程です。

また、このキャンプはそれぞれの国の特色を知る良い機会にもなりました。これは、食文化や考え方も違う人々と同じ空間を過ごしたことで知ることができたのです。そのおかげで日本をより好きになれましたし、将来はドイツだけではなく、世界中を巡って文化の違いに触れたいと思うようになったのです。

今回のキャンプに参加し、今しかできないことは今やるしかないこと、時間を大切に過ごすことの大事さを痛感しました。将来は多くの国に海外旅行に行こうとも思えました。本当に行って良かったです。短い文章ではまとめきれませんが、最後に一言。I want to sleep!!

相互リンク

米百俵財団ウェブサイト