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交流活動一覧

原信サマースカラシップ

第22回原信サマースカラシップ

平成25年で22回目を迎えた原信サマースカラシップは、長岡市とフォートワース市の高校生8名がペアを組み、お互いの家にホームステイしながら、異文化や生活習慣を学ぶプログラムです。約20日間をパートナーと共に生活し、国境を越えた友情を育みます。

プログラム日程

  • 原信表敬
    原信表敬
  • 民謡流し
    民踊流し
  • 20%e3%80%80%e3%82%a2%e3%82%aa%e3%83%bc%e3%83%ac%e8%a8%aa%e5%95%8f
    アオーレ訪問
長岡日程
7/29(月) ・フォートワースグループ長岡駅到着
7/30(火) ・副市長表敬
・アオーレ見学
・原信表敬
・民踊流し練習
・ウェルカムパーティー
7/31(水) ・オリエンテーション
・悠久山、郷土史料館、
・蒼柴神社見学
・書道体験
8/1(木) ・戦災資料館
・山本五十六記念館
・三尺玉模型見学
・長岡まつり 行事見学
・民踊流し練習
・長岡まつり民踊流し参加
8/2(金) ・河井継之助記念館
・如是蔵博物館
・剣道体験
8/3(土) ・ホストファミリーと自由
8/4(日) ・ホストファミリーと自由
8/5(月) ・保育園訪問(東部保育園)
・生け花体験
8/6(火) ・フォートワースグループ長岡駅発
フォートワース日程
8/9(金) ・長岡グループDFW空港到着
8/10(土) ・ホストファミリーと自由(午前中)
・ストックヤード見学
・ロデオ体験
8/11(日) ・ホストファミリーと自由
8/12(月) ・州都オースティン観光
・テキサス大学キャンパス見学
・Bob Bullock テキサス歴史博物館
・テキサス州議会議事堂見学
・BAT CAVE
8/13(火) ・Empty Bowl Project
(お椀に絵付けをし、それを販売した収益を地域社会のために役立てる活動)に参加
・自由行動
8/14(水) ・ダラス観光
・ダラス世界水族館
・ダラス美術館
8/15(木) ・Empty Bowl Project
(お椀に絵付けをし、それを販売した収益を地域社会のために役立てる活動)に参加
・トリニティヴァリースクール訪問
・さよならパーティー
8/16(金) ・Amon Carter美術館
・ショッピング
・野球観戦 レンジャーズ VS マリナーズ
8/17(土) ・長岡グループ ダラス・フォートワース国際空港発
8/18(日) ・長岡駅到着

  • 姉妹都市のサインの前で

  • エンプティボウルプロジェクト

  • ストックヤード

  • さよならパーティー

体験記

夏の宝物

アメリカの空気をスーツケースと胸いっぱいに詰め込んで帰って来た私は、夏休み前の私とは少し変わった気がした。

7月28日。私はホストブラザーのSanishと初めて顔を合わせた。今まで文字での繋がりしかなかったSanishを目の前にして、準備していた英文は緊張で全部吹き飛んでしまったが、Sanishの笑顔が私の緊張も一緒にどこかへ吹き飛ばしてくれた。その日から、兄のような、弟のような、兄弟が家族に一人増えた!そんな彼は日本に興味を持っており、一緒にゲームをしたり、日本の漫画やアイドルの話で盛り上がった。また、FWメンバーとした、恋バナや学校の校則の話など日本の高校生同士でするような会話をした時は、何か見えない繋がりを感じた。

そして、楽しかった長岡プログラムを終え、待ちに待ったFWプログラム。そこでは今まで経験したことのないたくさんの体験と優しいホストファミリーが私を待っていた。私がFWに着いて思ったことは、とにかく何でも大きく、広いということだ!空は長岡より広いし、道も広かった!食べ物も大きいし、ジュースなんて、Mサイズで日本のLサイズよりも大きかった!!また、FWの人の心も広く、温かかった。ホームステイ初日は、どうしていいのか分からず、オロオロしてばかりだったが、ホストファミリーはとても親切にしてくれた。特に、ミーマは、私を「新しい日本の孫なの!」と色々な人に説明していて、嬉しくなった。 

FWでのさよならパーティーの日には、残り2日間も残っているのに、楽しかった思い出があふれ出して、長岡グループのみんなで大号泣をしてしまった。それをFWグループのみんなが「泣かないで!」といっぱいハグをして慰めてくれたのが嬉しくて、もっと泣いてしまった。また、私が日本に帰る前日、弟くんが日本語辞典を見ながら片言で「ここは(ホストファミリーの家)好きですか?」と聞いてきたときは、「YES!!!」と精いっぱい頷いた。その夜は寝ると帰らなきゃいけなくなる…!と思うと、また涙が溢れそうになった。そして、帰国の日。空港でミーマが「また帰って来るんだよ。」と言ってくれた時、思わず涙が落ちてしまった。しかし、最後の涙は嬉し泣きの涙だった。そして、飛行機の中。長岡メンバーと自分たちのペアの自慢をしあった。私は、Sanishがホストブラザーで本当に幸せだった!

FWプログラムを終えた今、私には、英語力不足やコミュニケーション能力不足で伝えきれなかった感謝の言葉や、話しきれなかった話題がまだまだいっぱいある。もう一度FWに行く!そして、私がSanish達と会うときにはもっと英語が喋れるようになる!!これが私のこれからの目標だ。私は、今回のプログラムを通じて今私がやりたいこと、やらなければいけないことが鮮明に見えてきた気がする。

ここまで協力してくださった、原社長をはじめ、多くの方々。今までありがとうございました。今回学んだ事は私の一生の宝です。 

長岡&FWメンバーのみんな、このメンバーで原信サマースカラシップに参加出来て本当に良かった!Thank you all!! I love you!!!♡

(参加生)

後悔の先にあるもの

今年の夏は、私の人生の中で最も濃密で充実した日々でした。多くのことを学び、新たな発見をできた反面、後悔の連続でした。

私が一番後悔していることは、ペアのNancyと上手くコミュニケーションがとれなかったことです。嫌なことや不安なことがあっても、それをNancyに伝えることができずに自分の中で溜め込んでしまいました。そのせいで2人の間に溝ができ、ぎこちなくなってしまいました。ですが、先生方や友達に助けてもらい、また笑い合えるようになりました。その2日間は溜め込んでいたものが一気に涙として出てきました。その時に感じたことは、仲間の大切さです。私が暗い顔をしていたら、みんなが駆け寄って話を親身になって聞いてくれました。みんなが楽しんでいる中、自分だけ悲しく暗い顔をしてしまい申し訳なさで胸が痛みました。ですが、心配してくれる人がいることにはっとして、また涙が込み上げてきたのを今でも強く脳裏に残っています。

私はたくさんの後悔があります。ですが、私は後悔することができて良かったと思うのです。この思い残したことがあるからこそ、「もっとこうなりたい。だから今はこれを頑張ろう。」と思うことができます。私は自分の英語力の低さを痛感しました。次にFWメンバーに会うときまでにもっと会話できるようになることが今の目標です。

ですが、哀しい事ばかりではありませんでした。楽しかった思い出の方が頭の中に残っています。みんな本当に仲が良くて笑いの絶えない毎日でした。FWのメンバーに日本語を教えてあげる場面も多くありました。なのでアメリカでも日本語が飛び交っていて楽しかったです。

みんなと一緒にいた日々は私にとって本当にかけがえのないものです。これはすべて夢だったのではないかと本気で疑うくらいです(笑)文化や習慣の違いに戸惑うことも多くありましたが、その違いに気づくことができて良かったと思います。国境を越えて心を打ち解け合えたFWメンバー、まるで家族のような仲のよさで様々な壁を乗り越えた長岡メンバー、私達を支えてくれた高松先生、小林先生、そして私の背中を押してくれた家族には心から感謝しています。

今回このような素晴らしい機会を与えてくれた原信様、国際交流協会様にいつか恩返ししたいです。この経験を自分の夢への財産となるよう、毎日を大切に過ごしていこうと思います。ありがとうFW。Thank you FW.

(参加生)

相互リンク

米百俵財団ウェブサイト