「トリアーはローマ時代以前に1300年間既に存在していた」と、中世の伝説はこの都市の起源について物語っています。4世紀には昔の皇帝の居住地として「第2のローマ」といわれるまでに栄えました。 ローマ時代の遺跡としては最も重要なポルタ・ニグラ(黒い門)をはじめ、大聖堂、聖母教会など歴史的見どころが多くあります。また、ロマネスク、ゴシック、ルネッサンス、そしてバロック様式などその他の時代の足跡を見ることもでき、活き活きとしたアルトシュタット(旧市内)を歩けば、楽しくタイムトリップをすることができます。
経緯:アメリカのフォートワースとの交流が充実していく中、ヨーロッパへも交流を拡大しようと調査・検討しました。その中で長岡市がフォートワースと姉妹都市の調印をした同年1987年の7月にフォートワースと姉妹都市締結をしたドイツのトリアー市と、フォートワースを仲立ちとして友好関係に進展しました。
トリアー市は既にヨーロッパに7つ姉妹都市を持ち、活発な交流事業を進めていたため、当初は当市との新たな姉妹都市締結の話には進みませんでしたが、友好都市として交流を進めることで同意し、1995年(平成7年)10月12日に合意書を交わしました。
長岡市とトリアー市との交流は友好交流合意以来、青少年・スポーツ交流を中心に、着実に成果を上げ、2005年に10月に10周年を迎えました。この好機に2006年の長岡市制100周年に併せて、これまでの交流を確固たるものとし、さらに発展させていくため、かねてから両市の希望である友好都市から姉妹都市への移行を図ることになりました。トリアー市長公式訪問団が来岡し、4月1日に長岡市役所市議会議場で姉妹締結の調印を行いました。