ホノルル市は、アメリカ合衆国50番目の州であるハワイ州の州都です。ハワイ州の政治経済の中心であるとともに、世界中から多くの旅行者が訪れる世界屈指のリゾート都市でもあります。ダイヤモンドヘッドを望むワイキキビーチの風景は誰もが一度は目にしたことがあるはず!
ホノルル市と長岡市。実は両市は歴史的に深いつながりがあります。
日米開戦の契機となった真珠湾攻撃の責任者は長岡市出身の山本五十六でした。そして太平洋戦争において、真珠湾攻撃と長岡空襲で両市ともに大きな被害を受けました。戦争で多くの尊い命を失い、深い悲しみを経験したことで、平和を願う気持ちは両市ともとても強く持っています。
2007年8月、ホノルル市において環境問題を考える日米市長交流会議が開催され、森市長は全国市長会副会長の立場で出席しました。森市長はホノルル市のハンネマン市長と懇談し、真珠湾攻撃を指揮した山本五十六の出身地から来たことを告げ、山本五十六は本来開戦に反対したものの、日本政府の決定により連合艦隊司令長官という立場におかれ、やむなく戦争を指揮したことなどを説明しました。
さらに森市長は、「ホノルル市と長岡市が相互に理解を深めることは、日米友好のさらなる発展に貢献できる。平和をテーマとした両市の市民交流を行いたい」と申し入れ、ハンネマン市長から快諾をもらったことから、両市の交流がスタートしました。
そして、2012年3月、森市長をはじめとする長岡市公式訪問団がホノルル市を訪問し、3月2日(ホノルル現地時間)、ミッションメモリアルホールで森市長とカーライルホノルル市長が姉妹都市友好宣言書に調印を行いました。