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交流活動一覧

青少年国際スポーツキャンプ

第11回青少年国際スポーツキャンプ

今年で参加11回目となるユーロ青少年国際交流キャンプ。今年度は7名が参加し、ドイツ・ルクセンブルグ・イタリア・イスラエル・クロアチア・イスラエル・中国からの参加生と合流し、合計100名以上の参加者とスポーツ交流をしました。


日程

7/18(木) ・長岡駅集合・出発
・成田空港近くのホテル宿泊
7/19(金) ・成田空港発
・フランクフルト空港着
・ホームステイ
7/20(土) ・ホストファミリーと自由
7/21(日) ・ホストファミリーと自由
7/22(月) ・ホストファミリーと自由
・アリーナ・トリアー集合
・各グループ到着
・自由時間・スポーツ活動
・文化紹介 準備
7/23(火) ・トリアーの市内観光
・トリアー市役所表敬訪問
・ビーチバレー大会
・“世界劇場” 文化紹介の発表
7/24(水) ・ルクセンブルク訪問・スポーツ
・ルクセンブルク市役所訪問
・ルクセンブルク市内観光
・トリアーへ戻る
・ダンスナイト
7/25(木) ・室内プールでスポーツ
・“ロンカッリ”サーカス鑑賞
7/26(金) ・ボスタール湖でピクニック
・ピクニックランチ
・ボスタール湖で自由時間
・トリアーへ戻る
7/27(土) ・自由時間、買い物
・スポーツ活動(プール)
・さよならパーティー
7/28(日) ・キャンプ片づけ、荷物整理
・モーゼル川でスポーツアクティビティ(カヤック、カヌー)
・引率ミーティング
7/29(月) ・キャンプ片づけ、荷物整理
・フランクフルト空港発
7/30(火) ・成田空港着
・長岡駅着

体験記

初めてづくし!!

私は今回青少年国際スポーツキャンプに参加することができ、支えてくださった多くの方々への感謝の気持ちでいっぱいです。実はこのスポーツキャンプは、私にとって初飛行機・初海外の大冒険の旅でもありました。この場であの濃い13日間を語りきることは難しいので、私の冒険の旅をダイジェストでご紹介したいと思います。

始まりは空港でした。初めての成田空港・国際線ターミナル。初めて見る海外の航空会社の飛行機。ちょっと歩けば外国人。なんてインターナショナルな空間なのだろう!と思った感動は、カメラに収めた写真の多さからもわかります。飛行機も運良く窓際でカメラには飛行機と空と雲ばかり……とにかくこの時から大興奮だった私は、飛行機酔いもしっかりと体験することができました。

ドイツ到着。初めてのホームステイ。日本語は全く通じないのに私の中ではドキドキよりもワクワクが先走っていました。ホストファミリーは本当に優しくて、私の拙い英語でも必死に聞き取ろうとしてくれたり、時々ジョークも交えながら私たちを楽しませてくれたりと本当にwonderfulな毎日でした!だからこそ、日々のちょっとした感謝の気持ちやジョークのかえしなど、細かな部分で伝えたいことがポンと伝えられないもどかしさを度々感じました。

ホームステイを経てのスポーツキャンプ。いよいよ本番に入るのかという良い緊張の中アリーナに入りました。7日間お世話になる寝床の準備をしていると、次々と他の国の人たちが到着し、バドミントンをしたり自己紹介をしあったりしていましました。夕方頃、なぜか女子の部屋に人がたくさん集まり始めました。早速スポーツの交流イベントが始まるのかと思っていたら『Sanami!!』と呼ばれ、なんと花火のついたケーキが出てきたのです!!!そう、この日はちょうど私の誕生日でした。まだ会って間もない人たちが私のために各国の“Happy Birth Day to You”を歌ってくれました。これは言葉に出来ないくらいのprecious memoryです!!!

キャンプ中にも様々な初体験がありました。例えばスーパーマーケットでのお買い物。海外での買い物自体初めてでしたが、それ以上にレジでのちょっとしたコミュニケーションが私にとってすごく新鮮でした。ベルトコンベアに商品をのせて、レジ係の人と『Hello.』とあいさつ、お会計が終わると『Tschüs』でお別れするのです。慣れない私は最初Helloすら答えられませんでした。回数を重ねてだんだんと慣れてくるとなんだか私もドイツ住民になったような気分になりました。

その他にも、言葉のチカラの大きさを感じた初体験な瞬間がありました。キャンプには日本も含め8ヵ国が参加し、英語の他にドイツ語・イタリア語・フランス語・中国語・ヘブライ語・クロアチア語など多くの言語が飛び交っていました。そんな中、英語もままならない私たちは国際交流を図るために、各国の言葉を教えてもらいにいきました。そして覚えたてのフレーズを同じ国の人に伝えにいくと、予想以上の反応があり、一気に距離が縮まりました。発音が難しく、覚えるのが大変でしたが、一生懸命覚えようとすると一生懸命教えてくれるので楽しみながらコミュニケーションをとることが出来ました。このとき、相手や相手の母国を理解すること、自ら行動し発信していくことの大切さを身をもって体験することが出来ました。

1ヶ月たった今でもエアメールやSNSなどでの国際交流が続いています。これもまた私にとっては初めての体験です。今回のプログラムに参加したことで世界中に仲間ができたので、地球がぐっと小さくなったような気がします。日本に帰ってからもレジで『ありがとうございます』と言うようになりました!これからも世界を肌で感じて世界中の素敵なところをたくさん吸収し、日本の素晴らしい部分を発信していきたいと思っています。
(参加生)

広がる世界の「輪」

きたーっ!! 憧れの地、ドイツ!飛行機からの景色が鮮明となると同時に自分の胸も高まっていった。私のドイツでの旅は3日間のホームステイから始まった。お世話になったのは長岡が大好きなLydiaとPeter、そして姪っ子のMerle。充実しすぎた3日間だった。ショッピングをして オープンカーに乗ってBBQをして…やること見ることすべてが初めてで何もかも新鮮だった。

お互い英語が母語ではない。しかし会話が尽きることはほとんどなかった。Lydiaは少しだけ知っている日本語、「はい」「そうですか」を繰り返して言い、Merleは英語で一緒にたくさん話してくれた。ドイツ語もたくさん教えてくれた。私は思う。コミュニケーションで一番大事なのは気持ちである、ということだ。多少通じないからと言って交流できないなんてない!と思う。相手を思う気持ち、自分からの気持ちが大切だと思う。これはホームステイに限らず、キャンプで1番に感じたことだ。たぶん今回来ている国はみんな英語が母語ではない。しかしここで私はたくさんのかけがえのない友達ができた。たくさんしゃべって、はしゃいで、笑って、ハグして…そしていろんな国の「ありがとう」と「愛してる」を覚え、何回も言い合った。どれも貴重な体験で一生忘れることはない。(中でもイスラエルの子たちとバスケをしたり海ではしゃぎまくったり…とばか騒ぎは最高だった!)

一方で楽しい思い出とともに印象に残っているのは中国との出来事である。
私は毎晩ほかの国とバスケをしていた。ある日休憩していると双子のような中国の子にBasuke,together?と言われた。その子はあまり英語が得意ではないようで、ほぼ単語であったし、むしろ中国語でしゃべっていたくらいだった。しかし2on2は楽しかったし、しどろもどろだったがおしゃべりした。今、日本と中国は仲がいいとは言いづらい。正直中国の子には自分たち日本人はあまりいい印象じゃないと思っていた。しかし彼女らは話しかけてくれ、バスケを楽しんだ。外交には昔からの歴史があるし、現状もある。しかしこうやって交流してみると違う視点が生まれる。言葉では言い表しづらいが国際交流の楽しさだけでなく大切さをすごく感じた。現状はすぐには変えられない。歴史も塗り替えることはできない。が、大切なのはこれからであり、自分たちが担う未来なんじゃないだろうか。私はこういう交流が広がれば…と素直に思った。中国に限ったことではない。世界中で交流したい、輪を広めたいと思った。それで世界が平和に… なんて簡単なことはない。が、ちょっとした交流こそ大事なのかもしれないと思う。

私はこれからも交流を大切にしたい。そして自分の視野を広げたい。またつながった輪をこれからもずっとずっと大切にしたい。Maya, Noga, Nicol, Adi, Daniel…(書ききれないが)みんな本当にありがとう♡すべてが忘れられない思い出だ。

…必ずまたあの地へいこう!またみんなに会うために、そして新しい輪を広げるために…!

(参加生)

相互リンク

米百俵財団ウェブサイト