第13回 青少年国際スポーツキャンプ
今年で参加13回目となるユーロ青少年国際交流キャンプは、5カ国(ドイツ、ルクセンブルク、イスラエル、クロアチア、日本)からの学生が合流、長岡からは8名の高校生が参加し、体育館での合宿を通して、スポーツと・異文化交流をしました。
日程
7/30(木) | ・長岡駅集合・出発 ・羽田空港からパリ(シャルル・ド・ゴール空港)経由、ルクセンブルク空港着 ・車でトリアーへ移動 ・トリアー到着、ホストファミリーと対面、ホームステイ |
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7/31(金) | ・ホストファミリーと自由行動 |
8/1(土) | ・ホストファミリーと自由行動 |
8/2(日) | ・各国の参加生、引率者が体育館に集結、合宿開始 |
8/3(月) | ・トリアー市内観光 ・トリアー市長表敬 ・ビーチバレー |
8/4(火) | ・ルクセンブルクで様々なスポーツにチャレンジ ・文化紹介で長岡甚句、行くぜ怪盗少女、書道を披露 |
8/5(水) | ・モーゼルスタジアムで陸上競技 ・ノルドバッドで水泳、水中スポーツ |
8/6(木) | ・ハイキング |
8/7(金) | ・バスケットボール、バレーボールなど ・ダンスパーティー |
8/8(土) | ・モーゼル川でカヌー、カヤック、ボートなど |
8/9(日) | ・トリアー出発、ルクセンブルク空港へ ・ルクセンブルク空港発、パリ経由で羽田へ |
8/10(月) | ・羽田空港着 ・長岡駅着、到着式、解散 |
体験記
スポーツの力
長岡高校1年 太田 宙
僕はもともとスポーツで交流したい、ヨーロッパの文化を肌で感じたいという
理由でこのプログラムに応募した。今回の旅ではその両方を達成することができ、よかったと
思う。そんな今回の旅の中で特に印象に残った出来事が二つある。
1つ目は、イスラエルやルクセンブルクの人たちとバスケをしたことである。
僕はバスケ部に所属しているので様々な国の人たちとバスケをすることが今回の旅の大きな楽
しみの一つだった。イスラエルの生徒たちは引率の人も含め全員がバスケクラブに所属していて、
みんなとてもうまかった。僕たちは、言葉が通じない中でも名前を呼び合って試合をした。
言葉が通じないはずなのに、ほしい時にパスが来たり走りこんだりしてくれてとてもプレーが
しやすかった。スポーツは世界共通なんだということを改めて実感した。
2つ目は文化紹介だ。
僕たち日本人は長岡甚句やダンス、オタ芸を発表した。長い時間をかけて発表の準備をしてきた。
おかげで、とても完成度の高い発表ができた。その中でも特に盛り上がったのはオタ芸だった。
オタ芸は日本独特の文化だ。オタ芸の独特なダンスは、今や外国でも大人気である。
そしてそれは今回のキャンプ参加生も同じだった。僕たちが登場したとたん、会場の盛り上がり
は最高潮になった。“練習したかいがあった”、そう思った。
発表の後も日本の文化に興味を持った外国人がたくさん来てくれた。一緒にオタ芸をしたり、
書道を書いたりした。日本の文化を世界に伝えられたことがうれしかった。
今回僕は初めて外国人と一緒にスポーツをした。
この経験を通じて僕は改めてスポーツは言語や文化の壁を超えることを実感した。
大好きなスポーツを通して一緒に盛り上がり笑いあったことで、今まで特に意識
したことのなかった遠くの国の人たちとも仲良くなることができた。そしてその国
との距離が縮まった気がした。僕はこれからも外国人との交流を続けていこうと思う。
そして日本や世界に広く目を向け、積極的にかかわり心を通じ合わせていきたいと思う。