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中学生海外体験ホノルル

第1回中学生海外体験ホノルル市訪問事業

2012年3月2日に姉妹都市締結を行ってから1年半が経ちました。
姉妹都市となってから初の中学生派遣プログラムです。
「平和」をテーマにホノルルを冒険した長岡代表の中学1年生10人。
さて、参加したみなさんはどんな体験をしてきたのでしょうか?


日程

日程 内容
2014/
1/11(土)
  • 長岡出発
  • 羽田空港出発 (12日 0:05)
  • ホノルル空港到着
  • 戦艦ミズーリ見学
1/12(日)
  • アリゾナ記念館見学(ポール・ハインツ氏と戦争・平和について意見交換)
  • ビショップ博物館見学(ウクレレ体験及びブレスレット作り)
1/13(月)
  • カワナナコア中学校訪問
  • モアナルア・ガーデン(日立の樹)見学
  • 東日本大震災トモダチ作戦・現在の日米同盟関係についての話
  • パンチボウルで献花
  • アラモアナショッピングセンター
1/14(火)
  • クアロア牧場訪問
  • ホノルル出発
  • マウイ島到着
1/15(水)
  • ホエールウォッチング
  • クラ植物園見学
  • マウイ島出発
  • ホノルル到着
1/16(木)
  • ヒルトンラグーンで海水浴
  • ワイキキを散歩
  • ホノルル空港出発
1/17(金)
  • 羽田空港到着
1/18(土)
  • 東京出発
  • 長岡到着

体験記

「貴重な体験そして絆」

飛行機に乗ってホノルルに着いたら今まで雪の降っていた日本とは別世界、気持ちの良い風と暖かい太陽が僕たちのことを出迎えてくれました。そしてこれから始まるホノルルでの体験に、心臓がドクドクと鳴っていました。
ハワイに着いて一日目はすぐに戦艦ミズーリへと向かい、途中、空から「シャワー」と呼ばれる雨が降ってきて、僕たちがホノルルに来てくれた事を泣きながら喜んでくれました。そして、ミズーリに到着すると、驚異の大きさで、思っていた以上に、その大きさに驚きました。ここでは、日本とアメリカとの過去の歴史も良く理解できたし、ガイドさんがすごく詳しい所まで説明してくれて、とても勉強になり、貴重な体験をする事ができました。

二日目はまず、アリゾナ記念館に行きました。到着してすぐ香ってきた油のにおいをかぐと、今でもまだ沈没している戦艦アリゾナから、油が海に流れ出ているという事に驚きました。現地でのポール・ハインツさんとのディスカッションでは、アメリカと日本の戦争の歴史や、その後どのようにして両方の国が仲良くなっていったのかを学び取る事ができました。ハインツさんは、とてもフレンドリーな方で、短時間だったけど、とても仲良くなりました。そして、僕たちに「絆」が生まれました。

三日目は、まずカワナナコア中学校に行き、現地の中学生に長岡甚句を披露しました。その後、一緒に長岡甚句を踊っていると、中学生が僕に、

「名前は何ていうの?」

と、英語で話しかけてくれて、それまで、何も会話が無かったので少し安心しました。でも、やっぱり言葉のかべはあって、何を言っているのか分からない時もありました。そんな時は、「Yes」か「No」でしか答えられませんでした。それでも、僕の正しいかどうかわからない英語を中学生たちは、一生懸命聞いてくれたので、とてもうれしかったです。そこで、色々なコミュニケーションや会話をして、中学生と仲良くなる事ができて、ここでまた「絆」が生まれました。

午後には、普段は絶対入ることのできない米軍基地の見学や真珠湾攻撃で亡くなられた方々が眠っているパンチボウルでの献花を行いました。これは、とても貴重ですばらしい経験になりました。

この他にもウクレレ、レイ作り体験、クアロア牧場に行ったり、ホエールウォッチングをしたり、色々な経験をしました。

そして七日間一緒に過ごした友だちとは、自由時間になると、毎日のようにカラオケ大会、トランプ大会などをやったり、自分たちで家系図を作ったりして、とても楽しい時間を過ごしました。この研修が終わりに近づくにつれて家族のように仲良くなっていました。そして、ここでも強い「絆」が生まれ、共にたくさんのことを学んだ友達たちは一生忘れないと思います。

この七日間、色々な場所に行ってアメリカと日本、ホノルルと長岡についての理解を深める事ができたけど、この学んだ事や経験を頭にしっかりと残しつつ、次のステップへと向かっていきたいと思います。

最後に、僕たちを安全に引率してくださった国際交流の方々、いつものカラオケに付き合ってくださったり、ハワイの豆知識を詳しく教えてくださったガイドさん、色々な事を教えてくれたホノルルの皆さん、本当にありがとうございました。自分は、この研修に参加する前より、心が大きくなった気がします。

(参加生)

「Two things I learned in Honolulu」

私は1週間ハワイに滞在してたくさんの事を学んできました。ですが学んだことが多すぎて原稿用紙3枚分では収まらないので、その中でも特に想い出に残った2つを書きます。
1つ目は、日常生活ではできない体験をしたことです。1月11日午後6時頃の新幹線で私たちは東京へ向かいました。そこからモノレールで向かった羽田空港は完成したばかりとあってピカピカの空港でした。出国の手続きなどをして深夜12時、飛行機は出発しました。離陸の際に飛び立って行くところがとても気持ち良く、窓から見える夜景もきれいでした。そこでやっと「日本を出るんだ」と思い、少しさびしい気持ちになりました。7時間のフライトでホノルル空港に到着し「外国に来ている」ことを実感しました。手荷物検査や飛行機など日常ではできない時間を過ごすことができました。

2つ目は、気持ちや伝えたいことは大体わかるものということです。現地時間で1月13日のカワナナコア中学校との文化交流のことです。この日は一番の楽しみでしたが、英語が話せるか不安でした。あいさつの後、まず長岡甚句をみんなで輪になって踊りました。国内で練習してきたので上手く踊れてよかったです。そして、いよいよ現地の中学生と話をするときがきました。1グループ4~5人でおしゃべりをしました。初めは話を聞いても分からず、土田さんと堀さんに通訳してもらいましたが、中盤になるとなんとなく分かるようになりました。好きな食べ物、色やゲームなど沢山のことを話しました。特に盛り上がったのはゲームの話で、3DSやPS4など日本メーカーのゲームで沢山遊んでいました。国や人種を越えても、おもしろいものはおもしろいし、言葉は片言だったけれど、伝えたいことは分かるのだなと思いました。

他にも戦艦ミズーリやアリゾナ博物館にも行ってきました。

この2つの場所は、日本と深いつながりがあるところです。研修でも平和について考えましたが、私は、アメリカの人たちも日本も、戦争はしたくなかったけれど、しなくてはいけない時だったのだろうと考えました。日本はアメリカに被害を与えたし、アメリカも日本に被害を与えました。これからの社会では、お互いが絶えず考えていく必要があると思いました。

私は、このホノルル訪問に参加して本当に良かったと思っています。訪問中に困ったことがなかったのも引率の土田さんと堀さんのおかげです。楽しくすごせたのは、一緒に行った9人と送り出してくれた家族のおかげです。学校の先生も協力してくれました。とても充実し、楽しく、学ぶことがたくさんあったホノルル訪問でした。本当に感謝しています。

(参加生)

相互リンク

米百俵財団ウェブサイト