公益財団法人 長岡市国際交流協会 ロゴ

交流活動Exchange

交流活動一覧

インターナショナル・リーダーシップ・アカデミー

第23回インターナショナルリーダーシップアカデミー(ILA)

今年で23回目を迎えたインターナショナルリーダーシップアカデミー(ILA)。毎年フォートワース(FW)市の姉妹都市の高校生が集まって、世界的な問題について討論します。今回はドイツ、イタリア、メキシコ、スワジランド、インドネシアから参加がありました。今年のテーマは“VISIONS OF PEACE”でした。

2012年 日程

  • ila2012_11
  • ila2012_21
  • ila2012_32
  • ila2012_42
7/14(土) ・長岡出発
・TCU大学寮にチェックイン、周辺散策
・寮についてのオリエンテーション
・各市ミーティング
7/15(日) ・チーム分け活動
・FW近代美術館見学
・FW科学歴史博物館見学
・自由時間
・モンドドラム鑑賞
・各市ミーティング
7/16(月) ・ディスカッション1
・メイン・イベント(アミューズメント施設)でレクリエーション
・レクセンターでスポーツ(水泳、バレー・バスケットボール等)
・各市ミーティング
7/17(火) ・ディスカッション2
・ディスカッション3
・文化紹介準備
・ホストファミリーとクッキーレセプション&文化紹介
・各市ミーティング
7/18(水) ・コミュニティセンターでの活動
・FW姉妹都市協会理事と昼食
・ディスカッション4
・各国ダンス紹介(Jr.ILAと合同)
・各市ミーティング
7/19(木) ・ディスカッション5
・ストックヤード見学、ショッピング
・ビリーボブズでラインダンス体験
・各市ミーティング
7/20(金) ・ディスカッション6
・ディスカッション7
・TCU大学寮チェックアウト
・ホストファミリーと対面、ホームステイ
7/21(土) ・ホームステイ
7/22(日) ・ホームステイ
7/23(月) ・ホストファミリーと朝食
・TCU大学寮チェックイン
・ディスカッション8
(引率:グローバル・クラス)
・ディスカッション9
・メジャーリーグ観戦
・各市ミーティング
7/24(火) ・市議会表敬訪問
・バス・ホール(劇場)訪問
・ディスカッション10
・タレント・ショー
・各市ミーティング
7/25(水) ・ディスカッション11
・ディスカッション12
・フォートワース・ダウンタウン観光
・各市ミーティング
7/26(木) ・ディスカッション13
・ディスカッション14
・キッズ・フー・ケア ミュージカル鑑賞
・各市ミーティング
7/27(金) ・ディスカッション15 修了式準備
・ディスカッション16 修了式リハーサル
・ILAダンスパーティー
7/28(土) ・修了式の準備
・修了式
・フーレン・モールでショッピング
(引率:報告会)
・レクセンターでスポーツ(水泳、バレー・バスケットボール等)
7/29(日) ・寮をチェックアウト
・FW出発
7/30(月) ・日本に帰国

※TCU・・・フォートワース市にあるテキサス・クリスチャン大学

2012 体験記

Where there is a will, there is a way

ILAの2週間は、私の人生において、ずば抜けて濃厚であり、あまりにも濃厚すぎて、上手く言い表せる言葉があるのならば教えてほしいというくらいの、とにかく私の人生で最もwonderfulな夢のような2週間でした。帰りたくなくて、パスポートをビリビリに破こうかなと思ったくらいです(笑)

私がILAに参加したい!!と思った理由は、“変わりたい”“夢を持ちたい”と思ったからです。(実際に私は、ILAで変わることができ、夢をgetしました!!)
私はテニス部に所属しているのですが、練習もハードで、それなのに勉強もあって…全く両立できないまま毎日が風のごとく過ぎていき、夢もないまま、茫然とするだけで、このままでは人生が台無しになってしまう!!と思い、ILAの切符を手に入れることにしました。部活の友達には部活にとって大事な時期だから行ってほしくないと言われたこともありましたし、父を説得するのにも締切前日までかかりました。(汗)みんなには申し訳なかったけれど、思い切って参加することを決めた私は正解だったと今、強く強く思います!!!!!!!

ILAの切符は奇跡の切符でした!!!!!!

ILAでの2週間は、まず、“聞き取れなかったら、わかるまで聞くこと”“笑顔でいること”を、決意して過ごしました。おもに昼間はメキシコのDeniとHaruと3人で過ごし、夜は、私の部屋で中国の子達と楽しくおしゃべりをしていました。毎日のdiscussionでは、日本人ひとりで、うまくやっていけるか心配でしたが、DeniやHaruが助けてくれて、わからなかったら「わからない」ときっぱり言うことで、上手くいくことができました。
最初の5日間くらいは、あまりにも必死すぎて泣くことさえ忘れていましたが、city meetingの時にAmerica memberが励ましに来てくれた時に,何かが私の中で“ぷちん”と切れて今までにないくらいの号泣をしました…。泣いた原因は、未だにはっきりとはわかりません。でも、それからは気持ち的に余裕ができたのか、英語も入ってきて、私にとって重要で忘れられない日となりました。

このILAを通して感じたことは、数えきれないほどあるのですが、私が日本に帰って来てからもずっと心に留めてあるのは、「受け身は危険だ!」ということです。自分から何かを始めないと何も起こらないし、自分から学ぼうとしないと何も学ぶことができない。“自分から”が大切で、そしてそれができると“吸収”でき“成長”できる。受け身でいると簡単に流されていってしまって、もったいない!!と、思いました。
自分の思いを英語で上手く伝えられないことは悔しかったですが、それ以上に感激したことがたくさんあり、言葉より気持ちが大切だと実感しました。

私は、この数えきれない素晴らしい経験を必ずこれからの人生に生かしていきます!!
そして、私の人生を私らしく染めていきたいです!!

「本当に理解する」ということ

「果たして本当にここでやっていけるのだろうか。」先輩方から感想を聞き、期待に胸を膨らませていた僕は、プログラム初日、不安に押しつぶされそうになりました。楽しそうに他の人が遊んでいる中、今ひとつ輪に入っていく勇気が持てず、憂鬱な気持ちで過ごしたあの時の気持ちは今でも鮮明に思い出されます。大きな声で話す人、活躍している人に、僕はなんとなく悪い印象を抱きました。早く帰りたい、ここにいたくないと思わずにはいられませんでした。

しかし、そんな気持ちが払拭されたのはプログラム三日目、みんなでレクセンターに行った時のことでした。日本人の仲間内だけで遊ぼうとしていた僕達に、アメリカの友達が「一緒に遊ぼうよ」と笑顔で話しかけてきてくれたのです。今思えば、どれほどその一言に助けられたことでしょう。その一言をきっかけに、僕の心の垣根は取り払われていきました。さまざまな国の人が集まり、共通のスポーツを通して、汗を流し、笑いあい、称えあったあの日から、僕は次第に自分から周りに打ち解けていくようになりました。そうする中で、初めあまり良い印象を持っていなかった人も、話してみたらとてもいい人だった、と気づくことが多々ありました。

実は僕は、飛行機に乗った直後からアメリカ人に対するイメージがあまり良くありませんでした。それというのも、来る途中で接したフライアテンダントの態度が日本と比べて遥に悪かったからです。しかし、このアメリカ人に対するイメージもまた払拭させられました。三日間にわたるホームステイが本当に有意義なものだったからです。ホストファミリーだけでなく、その家を訪れる全ての人が活発で、面白くて、親切でした。僕はなんて愚かな誤解をしていたのだろう。ホームステイの後、心から反省しました。

今回僕が留学を通して学んだ一番大きなこと。それは「知らないことの怖さ」です。無知が生み出すイメージがいかに悲観的であることか。その個人、国に対して十分な理解をしてこそその姿を自分なりに捉えることができるというのに、知る努力を怠っておきながら、自分の狭い視野から物事を決め付けることのいかに愚かであることか。心の平穏を乱すのはいつも無知から起こる誤解や思い込みなのではないでしょうか。そのことに気づいてから僕は、コミュニケーションの第一歩として、相手や相手の背景にある文化について積極的に知ろうとするスタンスを貫きました。それは意外なところに効果をもたらしました。日常生活の中で理解に苦しんだ友達の言動の意味が、その人を取り巻く環境を知ることによって少しだけ見えてきたのです。これは僕の対人関係における大きな一歩でした。

僕は今回の学びを経て、世界中のいろいろなことをもっともっと知りたいと、強く思うようになりました。それも既成の概念ではなく、自らの体験を伴った「今」を通して新しい感覚を得たい。今まで全く感じたことのない思いでした。
ILAプログラムは僕に新たな視点と夢を与えてくれました。これらは人生に新しい観点から光を照らし、様々な場面で僕を支えてくれるような気がします。この研修の成果を励みに、また自分の世界を広げていきたいです。

相互リンク

米百俵財団ウェブサイト